旅忘備録

うろ覚え多々なので情報の正誤は微妙。

ペルー1 合流のちワカチナへ

朝7:30頃 ペルー着陸。

1本目の飛行機でがっつり寝てしまったのでどうかなと思っていましたが、2本目もしっかり寝てしまいました。どこでも寝られるのが強みです。

 

着いたらもうとにかく大勢についていくのみ。私の考えなど信じない。「入国審査で現地の方の列に並ばない」ということだけ念頭に置いてました。

 

荷物返却はトップバッターレベルで私のバッグパックが返ってきてビックリ。バッグパックって後のほうに出てくると思ってたし、これ以降の飛行機では後半に出てきたのでたまたまだったんだと思います。

早朝だからか入国審査等もスルスル進んでしまい、あまりの早さに合流まで2時間ほどの空き時間ができました。

 

空港の渡り廊下から。意外と都会的。アジア人はあまり見かけません。

 

建物外ではとにかく「タクシー?」の嵐でしたね。一人一人が必ず「タクシー?」「ミラフローレンス?(観光客ホテルの多いリマの街)」と声をかけてきます。さっき目の前で別の人の声かけを断ったの見てなかったんでしょうか。前の人がダメでも自分ならいけるという自信ならすごいです。

私はタバコを吸うので数分立ち止まっていたのですが、そのときもひっきりなしでした。「タクシー?」「どこから来たの?」「どこ行くの?タクシー?」エンドレスです。「マイフレンド!カムヒア!」と中1英語を振りかざせば去っていきます。

 

ペルーはスペイン語なので、挨拶とお礼の言い方だけ覚えてきました。

挨拶は「親しい間柄ではオラ、普通はブエノスアイレス」と見ていたのですが、この後大抵の場所で初対面の人に「オラ」と挨拶されました。地域によるのかもしれません。お礼はグラシアスです。カッコいいです。

 

顔を洗ったりトイレ行ったり。空港のトイレは無料です。しっかり掃除されているのか、お掃除の方としょっちゅう遭遇します。使用中の方が入っている個室を開けてしまったお掃除さんが気まずそうな顔をしていたのですが、私と目が合うと我慢ができなくなったのか吹き出して大爆笑していました。個室の中の人が気まずそうです。

夜行便前後は歯磨きをしたくなるのでトイレで歯磨きしていたのですが、あんまりそういう人は羽田以外で見かけませんでした。でも歯磨きしてても怪訝な顔はされません。目が合うとニッコリです。ペルーの方は優しそうです。

私はわりと綺麗好きなほうなのですが(他人がどう思うかは知らない)、最後のシャワーからすでに40時間が経過してしました。出国前は「40時間後に到着したら朝だけどシャワーとかやっぱないよな〜」とちょっとげんなりしていましたが、もうどうでもよくなってきました。むしろ「今シャワー浴びてもコスパ悪くない?」という気分です。コスパ悪いという理論はよくわかりません。要は「もう夜入ればいいじゃん」という気分です。

 

暇なので朝ごはん。トルティーヤ的な。

チーズだの野菜だのビーフだの、中の具の種類があるようで商品棚の下段にラベルが並んでいたのですが、各商品がぐちゃ混ぜに並べられていたので「野菜こい!」と願いだけ込めて選びました。チーズでした。

その後、今回の旅のメンバーと合流。このあとワカチナに向かうため空港合流にしてくれました。

我らがリーダーゆーたさんと、Aちゃんという女の子の2人との3人旅です。向かってくる時「おー!!」と手を振りながらやってきて出会い頭握手だったので「パリピが来た」と思いました。いい人たちなのは間違いないです。

私は人見知り陰キャではありますが、初対面で喋ることができないわけではないです。だんだん本性が出てくるタイプの人見知りです。あと2人とも私より年下なので頑張ります。頑張ってもできることなどほぼないのですが、気持ちの話です。

Aちゃんは3月頭に開催されていたボリビア(ウユニ塩湖)の企画から来ているので、すでに2週間以上南米にいます。私もウユニはちょっとだけ気になっていましたが、経験値が低いのに1ヶ月近く南米にいるのも不安だったのでペルーに集中することにしました。Aちゃんの海外経験値は私と似たようなものだったので心意気がすごいです。すごいついでにすでに下痢だと言っていました。南米怖い。

 

ゆーたさんが呼んでくれたウーバーのタクシーに乗ってバスターミナルへ。今日はイカという街に移動し、イカからほど近い砂漠のオアシス「ワカチナ」に泊まります。

 

長距離移動バス クルス・デル・ソルさん。

曰く「ちょっと高いほうだけど質のいいバス」だそうです。高いと言っても多分4,000円くらい。移動の手配はゆーたさんがしてくれて、私はキョロキョロしていただけなので詳しくわかりません。

 

バスの座席はむちゃくちゃ良い座席でした!

シートが広くてフカフカ、ビニールというか皮というかという素材なのが暑い季節にやや不快感ありますが、それ以上に広くて快適です。横向きに体育座りできます。2・1の3列シートですが、2列シートの席間にはぶっとい肘掛けとカーテンまであります。快適です。ただクーラーはかかっておらず、送風みたいな感じでした。

 

4時間ほどでイカに到着。すぐタクシーに乗り換えてワカチナへ。タクシーは金額交渉制です。もちろん私は交渉の様子を眺めていただけです。

 

イカからワカチナは砂漠の壁で見えないのですが、タクシーで10分ほどの近さでした。本当に突然砂漠の中に出てくるオアシスです。「アラバスタ⋯」という感想です。あと何故かこの日のワカチナ全景の写真がありません。明日のやつはあります。

オアシスはでっかい湖があり、その周りに木が並び、さらにその周りにお店やホテルがあり10分もあれば一周できてしまいそうなこぢんまりとしたものでした。そこがいいです。

 

今日のお宿。

オアシスの外側にあるテントです。室内にはダブルベッドが2つと扇風機。マジ夏の場合はどうするんでしょうか。右側にはプールがあります。なので写っている人は変態ではありません。背後に砂漠の山がありますが、見た目よりそびえ立ってて囲まれてる感じです。

 

荷物を置いて砂漠に遊びに行きます。

砂漠ではサンドバギーやサンドボードなどのアクティビティーがあります。砂漠に入るのは有料でした。砂漠なのでどこからでも入れてしまいそうですが、どうやって管理してるんでしょう。

観光地なので客引きのためか、やたらと声をかけられます。とにかく「アミーゴ!」と言います。会った瞬間も喋ってる途中にも去り際にも。初対面でアミーゴってアリなんでしょうか。普通に知り合い同士にも「アミーゴ!」と出会い頭に言っていたので、もはや癖なんだと思います。アミーゴのうちの1人にお金を払い、サンドバギーに向かいました。途中で案内する人と入れ替わったりなぞしたので、どの人がアミーゴだったのか忘れました。

 

客を待つバギー。

大きく「TOYOTA」と入った車両が多かったですが、絶対嘘だと思います。

 

アミーゴ兄さんに連れられ、ほかの観光客の皆さんとバギーに乗り込みま⋯⋯⋯ギエェェェエエエエエエエ!

 

ジェットコースターでした。ジェットコースターならレールが見えるので「次はこっち」と身構えることができますが、レールのない砂漠を縦横無尽に走るもんだから振り回されっぱなしです。ヨダレが出ます。坂を登るときはいいのですが、下るときは完全に前が見えなくなります。そんで急にぐわんと落ちるのでギエェェエエエ!

一応シートベルトはありました。でも私の隣にいたでっかいおじさんはサイズの問題で諦めたのかしてませんでした。なにかの拍子に押しつぶされる恐怖もあります。

 

途中でバギーが停まり、サンドボードタイムに入りました。サンドボードとは、スノーボードと同じ感じです。ただ立って乗るのではなく腹這いになって乗ります。顔面が砂まみれになりそうです。

乗る直前にドライバーさんがボード裏へロウを塗り込み、乗ります。謎の言葉とともに足をグン!と90度に曲げられました。多分足が砂についているとストッパーになってしまうためです。そのままドライバーさんに押されてイヒヒヒィィイイ!

 

これは怖いというか普通に楽しかったです。長めの坂の後に平坦な砂場になるので自然に止まるのですが、その角度が変わるタイミングで腰をやりそうなくらい。

 

2回ほど下って楽しみ、同乗者の皆さんの写真撮影タイミングがひと段落したら帰りまギエェェェエエエエエエエ!

 

帰りのほうがやばかったです。動画撮ってたので見返したんですが、全然伝わらない恐怖なんですよね。あと私の声が気持ち悪いです。

 

そのまま砂漠に残って夕日ウォッチング。

さっきまで真っ白だった砂漠がみるみるオレンジ色になっていく様は幻想的でした。初日にして早々に「旅してるんだな」という実感がみしみしと湧きます。

 

オアシスのレストランで晩ご飯。

セビーチェ。

アメリカに数年住んでいた友達に「セビーチェを食え」と言われていたので。白身魚のマリネでとっても美味しいです。右側の謎の芋も美味しいです。

あと何かピラフ的なものを食べたと思います。サラダはとにかく酸っぱいやつでした。ドリンクメニューに「ピスコ」があり、こっちのほうのお酒だと思ったので飲んだのですが、結構キツイです。途中で店員さんが「飲みやすくしてあげる」と一旦グラスを持って行って何かを加えてくれました。でも強いです。量が増えただけでした。多分卵白を足したのかな⋯

 

宿のプール下のシャワーで50時間以上ぶりのシャワーを浴び、いい気分で寝ました。今日初対面の女の子といきなり同じベッドで寝るというのもなかなかです。