旅忘備録

うろ覚え多々なので情報の正誤は微妙。

イスタンブールに戻って地下宮殿

飛行機でイスタンブールに戻ります。

昨日ラモさんから写真までもらって教えてもらったバスに乗って無事空港へ。ラモさんにお礼の連絡をしたら「Take care sister」と返ってきてなんだか嬉しい気持ちでした。

 

ホテルは朝ご飯がなかったので昨日買ったりもらったりしたお菓子を食べて待機。

 

飛行機。

飛行機を横から撮影しようとあちこち歩いていたお姉様方がすごい叱られてました。

 

入国時にも来たサビハ・ギョクチェン空港に到着し、入国時は見つけられなかったバスで移動してみることに。空港内にバスの看板がなかったのでとりあえず建物から出てバスがありそうな方向に行くとあっさりバスが並ぶエリアに着き、カドキュイと書かれたバスがあり乗車。

 

カドキュイで何もしてこなかったのでお昼ご飯でも食べようと思ってウロウロ。そしたらここレッチを見つけました。あんなに食べたかったのに全然見つからなかったのでもう忘れかけてましたが、見つけた瞬間早歩きになり店に入りました。

 

念願のココレッチ。

私はココレッチはこのバケットサンドのことだと思ってました。お店のおじさんに看板メニュー表のロールサンドやお皿に乗った状態の写真を指さされ、「違う!その上のバケットのやつをください!早く私にココレッチを!」となっていたのですが、ココレッチを食べ始めて落ち着いたのか、改めてメニューを見たら全部「ココレッチ」と書いてあることに気づきました。空腹により視野が狭くなっていたようですが、いろんなタイプがあるのです。

ココレッチは牛や羊の腸を棒に巻きつけてケバブみたいに回しながら焼いたものを、スパイスとかと一緒に刻んで混ぜたものです。おじさんに「スパイス?」と聞かれ、辛いものが得意ではないので断ろうかと思ったのですが如何せん初スパイスなので「ノー」と言えずちょっと入れてもらってます。めちゃくちゃ美味いです。美味しいパンによく合います。

 

カドキュイからは入国時に選ばなかったほうの船に乗ってエミノミュへ。この時乗った船のほうが速かった気がしますが、2回目だったからかもしれません。お茶配りのおじさんとかはいませんでした。

 

入国時にはかじりついていたガイドブックもスマホも、ここまで一度も見ることなくエミノミュに到着。嬉しいやら寂しいやらです。マラテヤであんなに高かった視聴率もだだ下がりしました。

 

マルマライのエミノミュ駅。

かっこいい作りだったのですが、多分乗らなさそうだと思って。

 

エミノミュにあった服屋さん。

色の統一感がすごくて可愛い。手前は緑で、奥のほうは青でした。

 

今回の宿はエミノミュにしました。この後行こうと思っているところへのアクセスが良さそうだと思ったので。「イェニホテル」というこの辺りでは格安のホテルです。

 

ホテルを目指して歩いていると、座っている知らないおじさんが手を振ってきました。手を振りかえしてよく見てみると、おじさんがいたのはイェニホテルの入り口でした。おじさんはただただ手を振ったらしく、私が宿泊客だとわかると大変驚いておりました。驚きたいのはこっちです。

私の前に韓国の方がいてカード決済に難航。一旦諦めて私がチェックイン&支払いをし、私のカード決済が完了すると「見ろ!機械は正常だ!」と言っていました。実験台として挟まれたようです。

 

ホテルの方が荷物を運んでくれようとしたのですがつい断りました。そして「本当にいいの?」と言われ「大丈夫」と言って後悔しました。部屋は階段で5階でした。大丈夫だと言った手前弱みを見せるもんかと、ぐんぐん上っていくスタッフさんに息を押さえながらビッタリくっついて上ったので部屋に入ってゼェゼェ。部屋は値段のわりに広くて綺麗でした。

 

最初にイスタンブールに来た時に工事中で入れなかった地下宮殿に行きたいです。ブラブラ歩いていたらこの前来た時はなかった行列を見かけ「なんの行列だろ」と思っていたら地下宮殿でした。22:00まで営業しているようなので後で行くことにして、さらにブラブラします。

 

いきなりおやつ。

求めていたココレッチを食べたせいか「あれがもう一度食べたい」モードになり、カザンディビを探していました。なかなか見つからず、褪せた写真のこれが遠目だとカザンディビに見えたので入店。パイの中にクリームが入ってるのかと思ったらチーズでした。甘くなくてスイーツというより食事のようですが、美味しいです。この後も結構見かけたのでこれはこれで名物的なものなんだと思います。なおこのあと怒涛のようにカザンディビを見かけました。

 

買いたかったお皿を買いに行くことに。

グランドバザールはやっぱり高いので、低橋さんのブログに載っていたアラスタバザールに行ってみました。

 

グランドバザールやエジプシャンバザールと比べるとこじんまりとしていますが、その分趣があって楽しいです。

 

蜂。

ガラスの向こうの貴様なぞ敵ではない。

 

可愛いピアスがあったのですが300TLと言われてちょっと迷いつつ断念。ここにきて何故か「すごい押し売りされたい」という謎の欲求が高まってきました。魔のエジプトから離れ優しいトルコで落ち着いたかと思ったのですが、エジプトのインパクトが強すぎたせいで情緒不安定です。面倒くさい女みたいになってきてしまいました。「買ってほしいなら買ってほしいと強く言いなさいよ!」みたいな。

 

子猫たくさん。

ノラ猫でもこんなふうに子育て支援をしている様子をちょくちょく見かけます。

 

グランドバザールの活気で面倒くさい女モードを落ち着け、地下宮殿に向かう途中のはぐれバザールみたいなところで可愛いお皿を買いました。グランドバザールでは200TLとかでしたが、80TLだったのでこれでいいかなと。店主のおじさんは客引きもせず店内の奥で座っていましたが、私がお店に入ると近寄ってきてポツポツと「ディッシュ」「マグ」「アッシュトレイ」と見りゃわかる商品説明をしてくれました。灰皿も可愛いんだよなぁ。

割れ物を買うとプチプチで包んでくれます。それはもうグルグル巻に。

 

地下宮殿前で何人かに話しかけられました。

1人は「どこから来たの?日本のどこ?〇〇のどこ?」と住んでいる場所の詳細を聞いてきました。たまに詳細を聞いてくる人がいるのですが、私の住んでいる地域は有名ではないので言っても「ふーん」って感じでした。ただこのおじさんは知っていたようで、「〇〇線!」と路線名を出してきました。同じ路線上におじさんの会社があるそうです。日本語を話す人も多いですが、たまに本当に日本に詳しい人に遭遇します。そういえばどこかで、私の最寄駅の隣の駅でケバブ屋をやってる人がいました。2週間後にお店に戻るそうなので今度行ってみようと思います。

 

地下宮殿前で背の高いおじさんにまたも声をかけられ、トルコ語の挨拶などをレクチャーしてきました。私が地下宮殿に行くんだと言うと並ぶところまで案内してきたのですが、列に誰もいなかったので不安になると「今休憩中で19:00になったら開くから」とのこと。すごく親切にしていただいたのですが絨毯屋さんでした。ちょっと怖くてお店にはいけないです。絨毯は買えないし。

 

19:00まであと20分くらいだったので大人しく待っていると、他の人たちも並んできました。私の後ろは韓国人の男の子です。英語が流暢でいろいろと係員に質問しているのを盗み聞きしました。開くのは19:00ではなく19:30でした。絨毯屋のおじさんめ⋯!

あと夜の地下宮殿のチケットは高いそうです。昼間と比べて500TLくらいの違いがあり、それを聞いた人が数組出て行ってしまいました。他の日は別のところに行きたかったのと、今列の先頭なのが嬉しいので歯をギリギリ言わせながら脱落せず守り抜きました。

 

先頭のまま案内されて入場。

 

地下宮殿です。

地下らしい重苦しさと匂いのする空間に、本当に宮殿のような作りが。旧市街には地下貯水池がいくつか発見されているそうで、昔は床下に穴を開けて水を汲んだり魚を釣っていたりしたそうです。

 

照明が変わって青になったりもします。

 

赤になったりもします。

私が入って5分間くらいは一度も照明が変わらなかったのに、途中から90秒に1度は変わるようになりました。切り替え装置のスイッチを入れ忘れてたんでしょうか。

 

私の後ろに並んでいた人たちがチケット購入に手こずっているのか、なかなかやってこないのでしばらく1人でした。楽しくて鼻歌歌ってたら警備員が現れました。

 

メデューサちゃん。

ライトアップのせいで沈んでる半分が怖いです。

 

メデューサちゃんその2。

正面にしゃがんで見つめあってみました。石材が足りずに遺跡から持ってきたものをそのまま使っただとか、メデューサの力を借りようとしただとか、普通に立てて置かなかったのは人々の目があって石にされないようにだとか、諸説あるそうです。

 

アートのメデューサちゃん。

宮殿内にはアート作品が多く展示されています。

 

お土産メデューサちゃん。

これにはちょっと笑ってしまいました。威厳台無し。

 

ライトアップブルーモスク。

この辺のモスクは夜になるとぼんやりライトアップされていて綺麗でした。

 

街中を彷徨っていたら、イスタンブール初日に宿泊したホテルに着いてしまいました。そしたらフロントの人がすぐ気づいて「オォー!」と寄ってきて、どこ行ってきたんだだのどこ行くんだだのどこ泊まるんだなど怒涛の質問責め。しかし宿泊客がやってきて案内の約束をしていたようで、悔しそうに去って行きました。可愛いおじさんです。

 

晩ご飯。

ナスとキョフテを交互に串に刺して焼いたやつ。ナスがやっぱり美味しいです。このお店にはテスティケバブもあって、「ハァ〜ハイッ!」みたいな掛け声とパフォーマンスとともに壺を割っており、ギョレメより派手でした。これがイスタンブールっぽいのかもしれません。

 

明日明後日はイスタンブールから日帰りで行けそうなイズニックとブルサに行ってみます。もちろん低橋さんも行ってます。本当はサフランボルあたりに行くとなんとなく一周したような形になるかなとも思い、サフランボルのブラク・メンジリス洞窟には行きたくて迷ったのですが、それより他に見たいものがイズニックとブルサにあったので断念しました。とりあえず早起きなので早寝します。