旅忘備録

うろ覚え多々なので情報の正誤は微妙。

カッパドキア2 歩き回る

朝起きたら雷雨でした。昨日の到着時も小雨が降っていて、イスタンブールも小雨がちょくちょく降っていたのでトルコの春はこんなものかと思っていたのですが、雷雨はやりすぎです。

 

カッパドキアには5日間滞在する予定で、その間にやりたいこともあったので天気を調べたら今日明日は雨のようでした。

 

宿の朝ご飯。

ビュッフェスタイルです。ナスの煮込みなどの料理もあり、今までで一番豪華でした。右上のパウンドケーキみたいなやつが美味しかったです。

 

11:00くらいまでカフェでウダウダしながら、今さらながら本格的に予定を考えました。天気のチェックといい、現地で1日経った後にやることではありませんでしたが、そういうのも楽しいので別にいいです。

 

[やりたいこと]

グリーンツアーに参加

気球を下から見る

レッドツアーで周る周辺のポイントにバギーで行く

 

完璧です。でも低橋さんとほぼ同じなのです。

特に「バギーで行く」がやりたいのですが、低橋さんは自転車で周っていました。昨日の自転車でのパノラマの坂登りを経て「これで1日は無理」と判断してのバギーです。レンタルバイクでもアリですが、バイク運転は教習所での50mしかないので。国際免許はちゃんと取ってきました。

 

気球は朝だけなのでどの日でもいいです。今日明日は飛ばないと昨日のツアー屋のおじさんが言っていたので、明後日早起きしてみます。明日も雨のようですが、2日間何もしないのもなんなので明日はグリーンツアーに行くことにしてホテルで予約しました。ツアー屋のおじさんごめんなさい。

 

今日は11:00〜15:00くらいは雨が止むようなので、レンタルバギーを探したり散歩したりすることにしました。そしてレンタルバギーを探し始めて早々に「ガイドがいない状態でレンタルは無理」ということがわかりました。安全のために、最低でも1人が別のバギーか後部座席に乗ってついてくるそうです。ちょっと軽く考えすぎてました。

団体ツアーではないので1人ぐらいレンタル屋さんがついてきてもいいかなとも思ったのですが、それでもやっぱり気を使ってしまいそうです。本当に何も気にせず自分の思うままに巡りたく、試しにレンタルバイク屋さんに行ってみることに。

 

ギョレメの北のほうに見かけたところに行ってみることにしました。街の中心部ではないので高いことはないだろうというのと、敷地が広かったので試し乗りさせてもらえそうだと思ったので。バイクに本当に乗れそうか試したいです。自転車と電動キックボードは普段から乗れます。バイクは原付を教習所で50m直線を走っただけなので不安ですが、スクーターなら乗れると思うので⋯⋯多分。

 

レンタル屋に行くとおじさんがチャイをくれて、バイクについて教えてくれました。最初はやはり「トルコは車もバイクも多いし運転が荒いし、人がよく渡ってくるから危ないよ」と。「試してみてもいい?」と言うと「もちろん」とのことで試し乗りさせてもらうことに。最初は私が「バイク」と言ったせいで自転車の話をされたのですが、いわゆるバイクは「モーターバイク」でした。失礼しました。

スクーターの前に私が乗り、後ろにビダッとおじさんが乗ります。いい匂いがします。自分でも予想以上にスムーズに乗れ、しばらく乗ってると「You are safety driver!」と合格点をいただきました。8時間で1,000TLとのことで「明後日またくるね」でお別れ。

「今日乗らないの?」と言われたのですが、今日は昼過ぎから雨のはずなので⋯⋯。

 

とりあえず街の後方にあった高いところに登る。

街の外側の方には岩が多いので洞窟ホテルも増えるようです。ここに登るときに呼び止められ、係員に20TL取られました。ここ以外に他のルートからでも登れそうな場所なので、管理体制が気になります。

 

お金を払ったのでお決まりの「隅々まで行かなくては」が発動し、端の方に行ったら道が続いていてギョレメから南のほうにいけそうでした。どこまで行けるのか気になり歩き始めます。生えている岩の根元の道というよりは、地面から盛り上がった丘がずっと続いていて、その上を歩く感じなので景色がいいです。

 

途中で犬に遭遇し、ずっとついてきました。ジョンと名付けます。

 

丘(奥)から丘(手前)へ谷を越えて移動する。

ジョンは時折草むらだったり他の犬だったりに近寄って行ったりしてしまい、姿が見えなくなると「さようならジョン⋯」と思いながら先に進むのですが、そのうち背後から「ヘッヘッヘッ」という声が聞こえたかと思うとジョンが駆け寄ってきたりするので「ジョーン!」となります。この写真中央でも走ってこちらに向かってくるジョンがいます。この時が一番離れてたのでさすがにもうお別れかと思ったのですが、こんなふうに大自然の中を駆け寄ってくる様を見るとたまりません。

 

触ったり餌をあげたりもせず、ただ歩いているだけです。ほかにすれ違った人に撫でてもらったりしていたのでそちらについて行きそうなものを、私のほうにちゃんと戻ってくるので何がしたいのか謎でした。とりあえず今のところ欧米人と猫と犬には勝ててます。

 

拾った鶏の骨に夢中なジョン。

最終的には骨に負けました。ここからは本当にお別れして1人です。

 

ちょっと丘から下るとかっけぇ岩。ところで全然雨が降る気配がないのですが。

 

今回歩いた道です。

スタート地点はラブバレーあたりだったようです。キノコ岩っぽいのが多い場所のはずだったのですが、ジョンに夢中で気づきませんでした。ジョンとお別れしたのは折り返してからの帰り道の半分ほどのところだったので、3kmくらいは一緒だったと思います。達者で暮らせよ。

 

お昼ご飯。

ずっと牛と羊ばかり食べていたのでたまには鶏肉。ピリ辛で美味しかったです。隣にやってきた男の子に「ニーハオ!」と元気に挨拶されました。こんにちは。

 

間髪入れずにおやつ。

おやつを食べようと歩いてたわけではなく、たまたま見かけたお菓子屋さんのお菓子がとても美味しそうだったので。白くてふかふかの座布団のような見た目をしていて一目惚れをしました。これに齧りつけたらどんなに素敵だろうと思ってワクワクして注文したのですが、テーブルにやってきたときには切られてしまっていました。

外側はココナッツが香る薄いお餅のようなもので、中はチョコとナッツです。べらぼうに美味しいです。

 

雨が降らないのでお土産屋さんを物色。トルコのお皿が本当に可愛いです。タイルのような細かい柄が色とりどりに描かれたお皿も可愛いのですが、青緑一色のお皿が特に好きです。どこのお店にもあるので、この青緑色がいわゆるトルコブルーなのか気になっていました。

 

とあるお土産物屋さんで日本人親子を発見。日本語を流暢に話すトルコ人男性と一緒でした。「トルコブルーがどれなのか聞いてみたいな」と思ったのですが、多分日本人親子についてるガイドさんだろうと思って自重していたら娘さんが話しかけてくれました。そしてトルコ人男性はガイドさんではなく店主でした。

 

店主曰く「それ(青緑)もトルコブルーだし、これ(水色)もトルコブルーだよ。これはオスマン朝の〜」。トルコブルーはたくさんあるようです。

 

宿の裏の丘に登る。

気球ポイントの下見に来てみました。なぜならここは低橋さんが

登りの終盤は岩の上を歩くちょっとハードなところでしたが、上まで来ると風が気持ちよく居心地がいいです。奥に見えてるのがローズバレーです。足を下ろしておりなだらかな坂に見えますが、ほぼ垂直でした。岩はガタガタしていない丸みを帯びたものが多いので、その上を歩くのが楽しいです。

 

なお、この丘は昨日20TL払って登った丘と繋がっていました。街の中心から行くと有料、街の外側から入れば無料です。

 

レンタルバイク屋のおじさんが「6:00に来たらバギーで夕日を見せに行ってあげるからよかったらおいで」と言っていたので再びのレンタルバイク屋さん。バギーにも乗りたかったので。そしてこの「○時に来たら夕日を見せに〜」というのと流れが低橋さんのブログにもあったので、妙に感動してしまいました。似せにいったわけじゃありません、あちらから似せにきたんです。

 

ちなみに天候上「曇ってるから夕日は無理そう」とのことでした。そもそも今日は雨だと思っていたので、バギーにすら乗れないと思っていた私にとっては小さきことです。当初は「夕日を〜」と言うおじさんに「今日の天気知らんのか?」と思ってました。雨は降りませんでしたごめんなさい。

 

「わーいバギーだやっほぅ!」という気持ちでおじさんの真後ろに乗りましたが、登り下りをあちこち行きまくるのでジェットコースターでした。

 

ローズバレーの近く。

夕日を見に行くであろうバギーツアーの皆さんや、馬に乗った御一行が多くいました。

 

先ほど見逃したラブバレー。

キノコがいっぱいです。ハートで枠取られたフォトスポットでキャッキャウフフする女の子たちが可愛かったです。

 

着いたときに「ラブバレーだよ」と言われたので現在地がわかりましたが、これ以降は上下左右にバッコンバッコン進むバギーに翻弄され方向を把握する能力を失ったため、どこの写真なのか全くわかりません。

 

そしておじさんに「なんの勉強してるの?」と繰り出されたので「3※歳です」と最短の返答をしました。「いっても25歳にしか見えない」そうです。そしておじさんは1つ上でした。またもお互いに失礼です。

 

朝食で有名(らしい)なレストランからの風景。

レストランに木が生えており何か(聞き取れなかった)の実がなっていました。まだもう1ヶ月しないと食べごろではないと言いながらもぎり、渡してくるおじさんもといお兄さん。むちゃくちゃ酸っぱかったです。多分杏だったと思います。

 

その後もおおよそバギーツアーでは通らないような小道やアップダウンの激しい岩の中を通ったり。途中「あとで運転させてあげるね」と言っていたのでどこか広い道に出たら交代するのかなと思ったら、岩道の中で「どうぞ」されました。四輪なのでバイクより簡単かと思ってたら難しいんです。ハンドルが重くて、道の右側が下がっているところで左に曲がろうとしても右に引っ張られてあばばばばば。お兄さんはずっと「いいよ〜」「上手〜」と赤子かのように褒めてくれました。ところで私、免許を持ってると口頭で言っただけで出してないんですがいいんでしょうか?

 

バギープチツアーを終えて帰還。まさかタダじゃなかろうと思って値段を聞いたら格安でした。ほかのツアー会社で聞いたツアーの半額くらい。ツアー会社挟んでないからというのもあるかもしれませんが。あちこち周ってくれたしバギーの運転は意外と難しいことがわかったし、満足です。

 

私の天気リサーチ力が低いことがわかったので、お兄さんに「明日は雨?」と一応聞いてみたら「雨だね」ということで安心して明日は予定通りグリーンツアーです。

 

晩ご飯。

念願の「イマム・バルドゥユ」があったので。イマム=お坊さんが バルドゥユ=気絶する という料理名です。それくらい美味いという意です。

ナスに野菜を乗っけて煮込む料理なので、メインじゃなかろうと思って左のキョフテのチーズ煮込みも頼みました。量が多いかもと思ったのですが、店員さんが「グッドチョイス」と言ってくれたのでしめしめと思ってたら量が多かったです。完全に2人分でした。ただ不思議なことにパンまで全部なくなってしまいました。