いよいよペルー(マチュピチュ)です。
海外は仕事でハワイ・パリなどに行きましたが、びっちりガイドさんがついていたので現地の方と話すことがないくらいでした。一度だけ旅行代理店のツアーでカンボジアのアンコールワットに行ったこともあります。が、こちらもびっちりガイドさんです。
私の英語力は低いです。中学レベルと言いたいのですが、意外と中学で習う英語って多いんですね。そんなことも忘れているので中1レベルくらいだと思います。なんとなく相手の言っていることはわかるのですが、Yes / No以上の返事が詳しくできません。質問は「How much?」「How many?」「How long?」とかならできます。
私は人生で最低限、マチュピチュとアンコールワットを見たいと思っていたくらいで「海外をあちこち見て周りたい」「海外の人や文化と触れ合いたい」という願望はありませんでした。やっぱり衣食住全て日本が最高ですし、それを抜け出してまで肉眼で見たい景色が思い当たりません。その辺りはテレビで見るので十分です。でも九州山口四国を経て、やっぱり肉眼で見る景色の素晴らしさにはどんな理由も勝てないことを再認識しています。ただ言語などの海外におけるあらゆる壁が私にとって高く感じられて、行きたい願望がなかなか起きないのです。
田舎に住んでいた頃「東京は海外」と思ってたのですが、あの感覚に似ています。東京が海外なら海外は宇宙です。宇宙に行くなんてとんでもない経験でそれは素晴らしい景色があるんでしょうが、何をどうしたらいいのかわからないので本格的に行こうなんて思えません。そんな感じです。
長期の旅行についてきてくれる都合の良い友達もおらず、1人で行くのも到底無理だと思い、旅行代理店のツアーで行く以外に選択肢がないのでネットで検索したり店舗でパンフレットを見て当たりをつけた頃、「他の人はどんな旅行をしてるんだろう?」と思いインスタで「#マチュピチュ」とかで検索してみました。
そしたら何か見つけたんです。シェア旅という「みんなで旅する」企画で、世界のいろんなところを周っている元大手旅行屋さんのゆーたさん(@yuta_sharetabi)というアカウントを。ちょうど私が行こうとしていた3月下旬に、マチュピチュに行く企画を立ち上げられていました。
ええ⋯なにそれ⋯なんかめっちゃ⋯良さそうじゃん⋯
せっかく時間があるのでペルーに10日間くらい滞在したかったのですが、旅行代理店だとある程度長く行こうとするとイグアスだのボリビアだのほかの地域に行くツアーになってしまいます。私はペルーにいたいのに。オプショナルツアー? ややこしいのは知りません。あと旅行代理店のツアーだと現地の日本語が喋れるガイドさんだろうし、ホテル解散になるだろうし、それよりずっと日本人の方が一緒にいる方が安心です。旅行代理店のツアーじゃなくてこういうのだったら、私の海外への高いハードルも多少下がるようないい機会になるのでは?
あと⋯あと⋯いくら海外に興味なかろうと、バッグパッカーって憧れない人いないですよね???
という完全にヨコシマ寄りの考えで連絡を取ってみました。海外旅行初心者が混ざってもいいのかなど気にしていたことを質問し、丁寧にお返事もらってぜひ参加させてもらうことに。
すっごく簡単に言うと「SNSで知り合った会ったことない人と現地集合現地解散の海外旅行をする」という田舎の親には心配されそうな予定ができました。
ゆーたさんに現地宿泊費などの諸費用をお支払いし、自分で手配するのは主に行き帰りの飛行機と保険です。飛行機の予約すら不安だったので代理店に行きました。「これにしよう」という便は見つかったのですが、代理店の方に「店舗で予約すると手数料が5万円かかるので⋯」と教えていただき、お言葉に甘えて候補を印刷した紙だけいただいて退店し、代理店のサイトで予約。保険もネットで申し込み。
キャリーで行くかバッグパックで行くかちょっと考えたのですが、ペルーは石畳が多いのでキャリーは転がしづらいらしいのと、たまたま家族にキャンパーがいてバッグパックがあったのでバッグパックに決定。というのは建前で、やっぱりただ単にバッグパッカーには憧れるのです。
シェア旅では集合解散日と「マチュピチュに行く」ということだけ決まっていたので、それ以外に行きたいところなどを他の参加者の方とLINEでやり取りして決めたり、足りないものを買ったり、カード会社にカードを止められないよう電話したり。
予習のために旅ブログなどを検索して見ていたのですが、ほとんどがバッグパッカーさんのものでした。憧れは募るばかり。とくに低橋さんという方のブログがお気に入りです。
低橋さん「わたりどりたまに飛ぶ」
ブログを見てイメトレだけは完璧に、うっきうきで旅立ちです。