旅忘備録

うろ覚え多々なので情報の正誤は微妙。

九州1日目 軍艦島(長崎)

この記事は旅行が終わった後に書いてます。一生懸命作ったExcelの旅程表を、旅行が終わったテンションで消してしまったので詳しい行程がわかりません。旅程表にいろいろと詰め込んで日々を過ごしていると、ミッションをクリアしていくような感覚になって達成感が出てしまいました。良くないですね。

 

あとあまり写真を撮るタイプではないので、移動時の船などの写真がありません。ご飯に行ったり遊びに行った時に友達が写真を撮っていても私はほぼ写真を撮らないのですが、一応「後で自分が見た景色を見返せるように」と意気込んでいたはずです。なので写真はこれでも当社比多めです。

 

始発に近い飛行機で長崎空港へ。

10時だか11時だか頃に空港へ着き、レンタカーカウンターへ。

1人なのですが一応軽自動車を避けてコンパクトカーを予約しており、手配されていたのはヤリスでした。

 

 

車にはあまり詳しくないのですが、コロンとしていて可愛いです。

 

軍艦島へは個人では行けないため、クルーズツアーの予約が必要です。だいたいどこのサイトを見ても3種類ほどの会社が紹介されています。

 

軍艦島とは別に、近くの高島という資料館などもある島に寄る「軍艦島上陸クルーズ(https://www.gunkanjima-cruise.jp/course/)」で行きたかったのですが、希望日が満席だったため「軍艦島コンシェルジュ(https://www.gunkanjima-concierge.com/)」に。

 

軍艦島コンシェルジュでもほぼ満席で、ランクと価格の高い一番いいお席しか空いてませんでした。ちなみに日程は行きたい場所の営業日と、予約が必要な施設の予約可能日時やらを元に決めています。

 

と、いうわけで到着早々今回の旅行のメインである軍艦島です。

(お昼なので何か食べたような気もしますが忘れました)

 

私は歴史に疎く、単に廃墟が好きで「軍艦島ってロマン⋯」というイメージだけで行きたがってただけです。なので来る前にYouTubeで勉強してきた付け焼き刃の知識しかありません。

でもちょっと齧っただけでも「うぉぉ⋯」という言葉にならない感想です。瞬く間にものすごい人口密度になり多くの石炭とともにお金を生み出し、そして儚くもまた瞬く間に閉ざされたという。ロマン。

 

この日は小雨が降っており風もまあまああり、「上陸できるか微妙」というところでした。島の近くに行ってからの判断になるとか⋯

 

ヤリスちゃんをコインパーキングに停め、軍艦島コンシェルジュの受付へ。受付場所にデジタルミュージアムとやらが併設されていて、ここでも模型や映像などで軍艦島について知ることができます。40分前くらいに行って歴史のおさらい。

 

受付の建物からガイドさんを先頭に遠足の如く列になって500mほど歩き、港へ。うっかりギリギリ予約をしたために安い席が満席でランクの高い席を予約したのですが、どうやら優先的に入船させてくれたり上陸させてくれたりするようです。あとカッパくれました。

 

酔い止めのために買ったコーラを飲みながら、軍艦島で当時中学生だったというガイドさんのお話を聞くこと30分ほどで島が見えてきました。島に着く前にもかっけぇ感じの船工場やらが紹介されたのですが、やっぱり写真は撮ってません。

 

で、ここも高ランク特権で客室を出て船の先端へ。軍艦島を周遊してくれます。

 

ロマンだ⋯

 

ロマンだ⋯!!

 

と、アホのように「ロマンだ」という感想ばかりが出てきます。

天気のせいで夕暮れ後のように見えますが、まだ15:00くらいだったかと。

 

あまりのロマンっぷりに、上陸前にお腹いっぱいになりかけましたが「上陸可」のアナウンスがあり無事上陸。

 

あああ私がこの地に足を!

真ん中あたりに見える白い柵が見学用の遊歩道です。かなり綺麗に整備されてました。

 

見学ができるのは炭鉱エリアです。

ガイドさんがいろいろと説明してくださります。

炭鉱マンたちは中央あたりの斜めになってる鉄骨のあたりでその右の建物に登り、一気にエレベーターで地下600mまで降ります。その速さは秒速8m、エレベーターで降りてるというよりは「落ちてる」という感覚に近いんだとか⋯

 

廃墟好きなら住居エリアに行きたいものですが、崩落の危険もあり行けません。遠目に見えたり見えなかったりする程度です。ただそんなことも忘れていたくらい、見える範囲のものに興奮します。

 

デジタルミュージアムの模型や資料ではまだもう少し建物が残っている印象でした。本当に小さい島なので常に潮風に晒され、台風が来れば海水を被ってしまうためどんどん風化していってしまうのでしょう。

デジタルミュージアムでは映像とともにガイドさんが説明してくださるものもあったのですが、高波が来て高い建物に避難している映像にて、建物内の女性たちが身を乗り出して笑いながら海を見ており「奥様方もはしゃいでおります」とガイドさん。つ、つえぇ⋯

 

3箇所くらいでガイドさんが説明をしてくださり、40分程度の見学を終えて船へ戻ります。最後にガイドさんが「この島の稼働の裏に、私たちのようなたくさんの人が住み・働いていたことを忘れないでいただけると嬉しいです」とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

ロマン溢れるその佇まいに心を奪われがちですが、炭鉱での事故や密集しての生活など、私の想像も及ばないことがあったでしょう。

 

そんなことに思いを馳せながらまた船に揺られること45分、酔いました。

私は乗り物酔いしやすいのですが、今回は自分で運転しての移動のため酔い止めを持ってこなかったのです。行きの船で酔わなかったのは、軍艦島を前にみなぎっていたからだと思われます。

 

リバースすることはなく無事に下船。追加の炭酸を買って酔いをおさめつつ、晩ご飯の地へ。

 

中華街が近いので行こうかなと思っていましたが、ガイドさんが船の中で「島民がやってるお寿司屋さんがある」と言っていたのを(酔いながら)聞いていたので予定変更。

 

軍艦島にあった大衆食堂「厚生食堂」をお父様が営んでいたという方のお寿司屋さん「タイチ寿司」です。

 

おまかせ(確か3,000円)をお願いしました。

右の巻物が「白い鉄火巻き」という長崎独特のもので、中はハマチ(多分)です。

どれも美味しい⋯私はウニが「めちゃくちゃ好き!」というほどでもなく普通に食べるくらいなので、よくウニを「めちゃくちゃ好き!」という人に譲ってしまうのですが、このウニは譲れない美味しさでした。

 

3貫ほどおまけをくれました。

これはカイワレの昆布締めだそうで、美味。

あとで中華街行こうとしてるからあんまり美味しいもの与えないで⋯!

 

開店直後に行ったためお客さんは私一人で、持ち前の人見知り根暗野郎が発動し、せっかく元島民の方のお店に来たのにあんまり自分から質問できませんでした。それでもかろうじて「ガイドさんに聞いて来ました」だけは言えたので、大将がお寿司を握りながら元気に「あの頃は助け合うしかなかったからね」と当時の生活のお話をしてくださりました。

 

美味しいお寿司で良い気分になり第二ラウンド。

中華街に向かいます。

 

が、なんかすごい人でした。

どうやら「ランタンフェスティバル」なるものが開催中だったようで、街中にはたくさんのランタン(提灯?)やねぶたのような飾りが。

 

眼鏡橋

 

広場にはステージがあったり

 

 

そんなこんなで人ごみをウロウロしながら、角煮バーガーと大好物ハトシ(エビのすり身を食パンで挟んで揚げたもの)と大大好物ゴマ団子を食べて移動(当たり前のように写真なし)。

 

車で30分ほど、ホテルに移動します。

明日は昼前からの池島見学ツアーに申し込んでいるので、朝フェリーで池島に向かいます。池島のツアーは池島に着いてからがスタートなので。

 

というわけでフェリー出発地近くの「ホテル外海」に宿泊。

http://www.sotomeinn.jp/

フェリー出発地近くというか目の前でした。

 

以前は建物内にあるレストランが営業しており、夕食朝食を出していたようなのですが、現在はやっておらず⋯貼り紙で従業員を募集されていたのでいつかまた稼働するのか??

 

ホテルはやや古いですが清潔でシンプルな作り。ぎゅっとしたシングルに落ち着き、YouTubeでまたも付け焼き刃の池島知識を取り入れつつ早々に寝てしまいました。